『シン・ゴジラ』を観ました。様々なことが入り混じった映画です。
政府高官の不甲斐なさ、いい加減さ、無責任さ…、米国の属国としての日本…。
『シン・ゴジラ』のシンには、「新・真・神」の意味があるといいます。
いずれにせよゴジラは、人間の愚かさの象徴だと感じます。
ゴジラと聞いて私が必ず想い出すのが、リレーインタビューの山本遼さん。
ゴジラファンの山本遼さんは、ゴジラについての私の質問にこう答えていました。面白い人です。
――どんなお子さんでしたか?
山本遼さん:幼稚園の時はゴジラになりたいと思っていました(笑)。
――ゴ・ジ・ラ?
山本遼さん:はい。ゴジラは人間のエゴでできた生物なのに地球のために生きている。そこがひねくれているけど「カッコいい」。
小学生の頃は化石を掘る人に憧れていましたが、きっと自分でゴジラを掘りたかったんだと思いますね。
――はあ・・・、ゴジラというのはヒーロー、悪者どちらですか?
山本遼さん:ゴジラは水爆実験の放射能を浴びた古代生物なんですよ。ゴジラ自身に意思があるかどうかわかりませんが、地球外生命体から地球を守る生物です。あの外見だから人類の敵と見なされていましたが、地球外生命体が来るたびに地球を守る。それがゴジラの役割、だから悪者ではないと思うんです。 僕は、そのひねくれ加減がすごく好きでしたね。
山本遼さん(左)とゴジラ