リアル・社家(シャカ)

社家

この度「TEAM社会企業家」の略称を、『社家(シャカ)』と呼ぶことにしました。そして隆夢さんに描いてもらったこのイラストが、『社家(シャカ)』のシンボルマークです。 自分でも、その都度「TEAM社会企業家」というのが億劫で、早く略称をつけたいと思っていたのですがやっとしっくりきました。

今月4日にThe Buddy Time 主催のCRAB APPLE(野生のリンゴ)で、先月に引き続き2回目の「TEAM社会企業家」のプレゼンを行いました。池袋 鈴ん小屋のオープンマイクの場は、ほとんどのお客さんが出演者です。普段からライブハウスで歌い演奏しているミュージシャンなので、みなさんとても上手でとっても楽しい空間がすぐにできあがります。

前回は『リアル放才能』でご紹介しましたが、前回のプレゼンでは「社会的な問題意識をもつ人と認識を共有しつつ、人の輪を広げ行動していく。」という目的を伝えることを主眼におきました。
今回のプレゼンの趣旨は、私が感じている今の社会の状況に対して「本来こうなったらいいよね」という断面を伝え、その解決のための一つの手段として「TEAM社会企業家」の活動があることを伝えることでした。

例えば、日常における閉塞感・諦め感・不信感・孤独感・不安というものが、開放感・達成感・信頼感・連帯感・安心という方向に向かうことができれば少し良くなっていくのではということ。
また個々人がもつストレス・自分探し(迷い、逃避)・利己的といったものが、心身健康・ありのまま(自分らしく)・利他的になれれば心が豊かになれるのではといったことです。

私はこれらの解決の糸口が、他の人の役に立った時の何とも言えない喜びや社会との関わりを実感できた時の味わいにあると思っています。『日常と非日常』でも書きましたが、特に多くの若い人はボランティアなど言わば非日常にそういう場を求めており、裏返せば日常が変われば毎日が楽しく幸せになるように思えてなりません。そういうとても単純な発想が私にはあります。

日常の時間の大きな割合を占めるのが仕事です。日常の質的転換を図ろうとした場合、仕事を抜きにしては考えられないと思います。そもそも「この会社に入るために生まれてきたわけではない」、「自分の人生があって仕事がある」といったすごく単純で当り前の視点をもてれば、仕事や人間関係の質はすぐに変わります。

『社家(シャカ)』が目指す社会を一言でいえば「心豊かな社会」です。
そもそもそれは、企業本来の使命です。企業が担っている役割はとても大きく大切なものなのに、既得権益を守り自社の利益を確保することに全力を挙げているのが、ほとんどの企業の実態です。
つまり企業が変われば社会は大きく変わるということです。企業が変わるためにはビジネスのあり方が変わらなければならず、そのためには社員である自分の考え行動が変わらなければなりません。正確に言うと変わるというよりも、そもそもそうだったというだけのことです。

『社家(シャカ)』の取り組みは、今後もネットとリアルを織り交ぜながら展開していきます。そしてリアルな場を『リアル・社家(シャカ)』と称して、多種多様な人たちと自然体でかつエネルギッシュに展開していきたいと思っています。