ジェイムズ・P・ホーガンのSF『星を継ぐもの』という本を読んだことがあります。
何ともいえないとてもいいタイトルが、気に入っています。
今を生きる私たちの総称が、『地球(ほし)を継ぐもの』と思えるからです。
多くの人は、気苦労が絶えない日々をおくっています。
それは多分、考えていることの多くが「自分のこと」だから。
「自分のこと」を考えることは良くないことではないが、
“自分のことばかり、自分のこと最優先”に考えることによって、
自分が困っているという滑稽な現実があることに気がついた方がよさそうです。
私たちはこの地球(ほし)に生まれ還っていきます。
この地球(ほし)の恩恵を受け生きています。
後世の人たちに、より良い地球環境を引き継いでいく役割がある。
そう考えた時、何をすべきかわかってきます。
今を生きる私たちには、
資源を枯渇させることも、
大気や水を汚染することも、
大量のごみや何万年も残る放射能のごみを
捨てる権利はありません。
産業革命以降、経済発展のために汚してきた地球を、
私たちは浄化させるために生きているといえるでしょう。
それが今を生きる『地球(ほし)を継ぐもの』の最低限の役割です。
私もあなたも、『地球(ほし)を継ぐもの』。