5年ぶりに『家族会議』を開きました。
前回は3.11直後で、父の遺体発見の連絡を受けた翌日でした。
その時は、すぐに南三陸に行こうとしましたが、町の火葬場が壊れていて火葬日と火葬場所が決まらないため数日間連絡を待ちました。
結局、火葬日は3月23日の21時から近隣市の火葬場で行われました。
火葬当日の23日16時にベイサイドアリーナにあった遺体安置所に行き、兄の会社のバンに父の棺を積み夜まで待ちました。
持参した礼服を着ることもなく、被災された地元の方々と一緒にジャージ、ジーパン姿で父を見送りました。
そんなことを想い出しながら、5年ぶりの『家族会議』を開きました。
今回は亡くなった人たちのことではなく、生きていく私たちのことが議題でした。
子どもたちも大きくなり、ちゃんと話せばちゃんと理解できるので私も真剣に話をします。
詳細は置いといて、今回は生き方について触れる場面が多くありました。
私は言葉にすべきことではないがと前置きしたうえで、「命がけで生き、命がけで仕事をしている。死ぬまで働きたいと思っている」と伝えました。
子どもたちには、「自分で自分の制約をつくる生き方はしないでほしい」と伝えました。
それは自分を抑圧し、自分らしく生きることの弊害となり、他人を羨むような生き方になるから。
子どもたちとは、いつも真剣に向き合います。
誤魔化しようのない間柄です。