私がイトオテルミーという温熱療法と出会ってから24年ほどになります。
きっかけは、第一子である長男のアトピーと足の治療のためで、0歳だった長男に薬を飲ませたくない義足を付けさせたくないとの思いから試行錯誤しながらたどり着いた治療法でした。
巡り合ったのはイトオテルミーと興梠先生です。興梠先生は、この『社家(シャカ)』で私のお隣で放才能されている興梠 守さんです。
24年経った今でも、私は興梠先生とお会いしていなければ家庭内医療であるイトオテルミーを、長男が完治するまで続けることはできなかったと思っています。
テルミーの場合、「治す人と治される人」という関係ではなく、あくまでも治そうとする人の手助けをしてくれるものであり、テルミーの施術指導、食事や生活様式、思考法、社会問題、良書など、さまざまなことについて興梠先生から教えていただきました。
おかげさまで長男のアトピーは治り喘息になることなく、また外科医から義足を付けないと治らないと言われた足も、まったく支障なく成長することができました。
実は当時、名古屋市内の総合病院に妻と長男が足の診察に行った際、義足を付けずに治療する方法を妻が尋ねたところ「一度足を切断して付け直すしかないですね」と外科医から言われたことがありました。 何とも言えない怒りが込み上げてきたことを憶えています。
テルミーはお灸のようにツボを知らなくてもできるので、家族など二人で交互に行ったり一人でもできる手軽な温熱療法です。
コンセプトは『なでくりゃ治る』(笑。多分、尾張弁ですね)。正に私はそのコンセプト通り、ほぼ毎日朝晩なでくっています。
何がいいかと言えば、気持ちがいいんです。そして間違いなく免疫力がアップしていると感じます。 おかげさまで私は、20年以上病院に行ったことがなければほとんど薬を服用したこともありません。
一方、高齢化社会への対処として医療介護の充実がありますが、単純に考えると元気で健康な高齢者が増えれば解決策の幅は大きく広がり、問題課題も限定的になるでしょう。
ただしすぐに元気な高齢者が増える訳ではないので、高齢者予備軍の人たちの日常における健康管理が大切になってきます。
そのためには、職場における心身両面での健康管理のあり方を抜本的に変えていかなければなりません。なぜならば若い頃から身体に負荷を掛け過ぎると年齢とともにしわ寄せがきてしまい、結局元気で健康な高齢者が増えることにならないからです。また働き方が変わり、働きながら人間性を取り戻していくことが、次の世代につなぐ社会のあり方だと考えるからです。
『元気な高齢者』を増やすことさらにそのための『企業による健康管理』を、免疫力を高めることを主体に取り組むことで、高齢化社会への対策と心豊かな社会にシフトしていくための抜本的な解決策になっていくと考えています。
偶々私は、テルミーと興梠先生に巡り会いました。
しかし私が感ずるところ、個々人が自分に合った治療法や専門医を見つけ健康管理をしていくことは容易ではないと思っています。
ですから、以前掲載した『日常的な心身ケアとセカンドオピニオン』のような、企業による社員とその家族に対する健康管理手法を採り入れて行くことが望ましいと思っています。
昨年9月からスタートした興梠先生とのコラボ『原点回帰』のしくみづくりを、来年から加速させたい社会的テーマと位置づけています。