窓が発電するオーガニック・デザインソーラー

 

昨年3月、JR福島駅がエコステ(エコステーションの略称)としてリニューアルする際に、駅では世界初といわれるオーガニックソーラーが設置されました。

設置された場所は、新幹線と在来線を結ぶ連絡通路南側の窓です。

そうなんです、窓が発電しているんです!

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福島駅エコステ連絡通路のオーガニック・デザインソーラー

オーガニックソーラーはデザイン性に優れているため、人通りが多く人目につきやすい場所に設置し発電できるので、これからのエネルギー環境に対するメッセージとして伝えることにもなります。

福島駅エコステに設置されたオーガニックソーラーはブルーグリーン。今後さらに色の選択肢が増えるので、益々いろいろなデザインを楽しむことができます。

 

一方、現在普及している太陽光パネルは、屋根や地面に架台を取り付けその上に設置するため重量が嵩んでしまいます。

既存の建物等に設置する場合、建物や構造物に新たに重量が加わるので多くのケースで補強工事が必要となり、その場合の補強工事費は全体設置費用の50%以上掛かることが多々あるようです。

つまり軽いということは取付けが簡単で補強工事費も掛からないため、トータルコストで比べると費用軽減につながることになります。

オーガニック・デザインソーラーの普及により、これまで太陽光パネルを設置できずあきらめていた場所など至る所で発電できるようになるため、再生可能エネルギーによる発電量を今後さらに増大させることに寄与します。

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南三陸のBRT志津川駅待合室での実証試験の様子。ハチマキ姿はオクトパス君