第60回福興市が開催されました。
今回は、震災後岩手県大鎚から始まった、第6回目を向かえる『海の盆』も同時開催でした。
朝10時にオープンし、夜9時までのイベントでした。
震災後、古くから各地域に根差して来た伝統芸能や祭りが、暮らしもままならない状況の中再開されて来ました。
「郷土芸能で被災地域を繋ごう。皆で復興に立ちむかって行こう」を掛け声に、大鎚から南下し、釜石などを経て6年目で南三陸町の開催になりました。
14団体の演奏、演舞が大変盛大に繰り広げられました。
群馬嬬恋からは、80歳になる方々が供養のためにと御詠歌を唱えにお出でくださいました。
また、大阪岸和田の祭りで使われる本物の山車の展示も有りました。
エネルギーの結集をみました。
夜の部は、子供たちが地元の神社からご神火をもらい受け、会場まで運んで来ます。
祭壇に灯され、そこから50基のかがり火に、さらし巻きに白たびの若者が厳かに灯して行きます。
日没の海を背景とした幻想の中、自然と一体になる瞬間でした。
フィナーレは、愛知県からの手づつ花火で締めくくられました。
会場からは、その迫力に大きな拍手と歓声が送られました。
励まし合い、感動を共有でき、大きな力を頂いた大変有意義な日でした。
皆さまに感謝です。