身体の声

毎年の慣例で、私は元旦に届くように年賀状を出していますが、本来は年始に書くものだといいます。確かにそうすることで随分違う年末年始になるでしょうね。

1月3日にオフィスに来てみるとある会社の社長から年賀状が届いていたので、さっそく年賀を書いて出そうと思いましたが、手っ取り早くメールでご挨拶することにしました。

書き始めると、いろいろと考えを巡らし始めました。
年がら年中飛び回ってる方なので、少し息抜きをされた方がいいのかな。
そう言えば普段都心の街なかを歩いていて、空を見上げる人が少ないことが気になっていたな。
などと、私は考えていました。

 

〇〇〇〇様

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
早々の賀状、ありがとうございました。

元旦から東京は、穏やかな日が続いています。
普段、東京の街なかを歩き信号待ちしていると、空を見上げている人がほとんどいないことに気づきます。
空を見ながら歩いている人もいません。

なんてもったいないんだろうと思ったりします。
みんないつどうやって気分転換をしたり、思考から解放されようとしているのかなと思うこともあります。

人間が人間らしくあり続けようとした場合、世の中のほとんどのことが阻害要因のようにも感じられます。
しかし事象を注意深く観ていくと、やはりそれぞれの人がすべてを選択していることに気づかされます。

自分はなにものなのか。
いつもそんな原点回帰を心掛けていたいと思っています。

お身体に気をつけて!

昆野

 

2日程して返信をいただきました。どうやら体調を崩されていたようです。
ご本人は「年始からお恥ずかしい」と言われていましたが、身体は正直ですね。ちゃんと休養をとってほしいと、身体が語りかけているのでしょう。

感性や精神性を高めるためには、耳を澄ましてあらゆるものを聴くことから始めることだと、15年程前に読んだ『バーソロミュー』に書いてありました。

ぜひそこに身体の声を加えてほしいですね。
でもそのためには、ちゃんと身体が反応するような状態にしておかなければなりませんね。