119×3。
何の意味かというと、119番を3回という意味です。
実は昨年末から私は、119番通報をする場面に3回遭遇しています。
ちょっと多いなあと思っていて、どんな意味があるのか考えさせられます(笑)。
特に、先月末の119通報はとても切迫した状況でした。
日曜日の朝、長男と車で家を出て5分もしない場所で、ジョギング中の60代くらいの女性が手を挙げて助けを求めていました。
道路脇に車を止めようとした時、男性が一人倒れているのが見えました。
先に息子を降ろし「救急車を呼んで」と伝え、私は50m程先のバス停付近に車を止め現場に向かいました。
熱中症だろうと思って様子をみながら救急車を待ちましたが、そういう時は時間が長く感じます。
男性は全く身動きしません。
「息をしていないかも知れない」と息子が言ったので、再度119番しました。
救急隊が到着するまでの間、私と息子と通りがかりの叔父さん3人交代で心臓マッサージをしながら救急隊を待ちました。
やはり時間が長く感じます。
救急隊が到着し、すぐに心臓マッサージとAEDを繰り返しましたが呼吸が回復しない様子です。
結局、私たちは状況や連絡先等を伝えその場を去りました。
ずっと気掛かりでなりませんでした。
「その後の容体はどうなのか?もっと自分にできることがあったのではないか」という思いが入り混じっています。
5日程して、倒れた方の奥さんから留守電にお礼の電話がありました。
その後5日ほど経って消防署から、私たち親子に感謝状を出すことになったという留守電がありました。
「それよりも容体を知りたいんだけど」と思いながらも、病院に運ばれた段階で消防署は詳細を確認することができないためわからないようです。
回復を祈るばかりです。
今年の2月には帰宅途中20時頃に、階段を下りて来た70歳前後の女性が少しふらついているなと思ってすれ違った瞬間「ドタ」。
振り向いたら倒れていました。
大きな車止めにぶつかり倒れたようで額から血が出ていましたが、意識があったのでそのまま救急車に乗せ病院に直行されました。
後日、近所で犬の散歩をしている女性が額に大きなガーゼを貼っていたので、「ああこの人だったか」と声もかけずに安心しました(笑)。
昨年12月は出勤途中に銀行の入り口付近で、75歳くらいの男性が入り口のガラスに寄り掛かり倒れそうだったので、私は抱きかかえたまま銀行の警備員に声を掛け119番通報してもらいました。
後日、警備員に聞いたところ、救急車に乗る時に意識はしっかりしていたので大丈夫ではと言われ一安心。
これだけ頻度が高いと何かあるんだろうなあ(笑)。
試されているような気にもなります。
もっと”徳を積みなさい”。
そう言われているようにも思えます。
しばらくは、そのための機会を与えられていると理解し、生きることにします(笑)。